こんにちは。

今回のブログもマウスピース型カスタムメイド矯正装置(以下インビザライン とする)

の症例をお見せしたいと思います。

 

患者様は、27歳女性です。

主訴は、前歯が出ていることと歯のがたつきでした。

初診時のお口の中のお写真です。

 

 

初診時の状態として、上下の前歯にがたつきがあります。

正面から見てもらうと奥歯が内側に倒れていて狭い歯列なのがわかります。

横から見ると(特に左側)奥歯が1歯対1歯で噛んでおり、

出っ歯の噛み合わせになっています。

 

診断:上顎前突・前歯部叢生

 

分析の結果、カリエールモーションを使えば歯を抜かずに治せることと

患者様がマウスピース治療を希望されていたため

カリエールモーションを併用したインビザライン で

治療していくことになりました。

まず上にはカリエールモーションをつけて奥歯を後ろに下げながら、

下にはインビザライン にてマウスピースの交換をしていきます。

1回目に届いたマウスピースの数は、73個ですが、

上の奥歯が良い位置にきた段階でカリエールモーションを外し、

下のマウスピースも途中ですが29番で止め、

再度スキャニングをし、上下マウスピースに移行していきます。

その時のお口の中のお写真です。

 

 

上の3番目の歯が、下の3番目と4番目の歯の間に入り込む位置まで

下がっているのがわかります。

この状態から上下ともマウスピース治療を開始しました。

今回きたマウスピースの数は、53個でした。(2回目)

1個1週間交換でいくと、1年と2ヶ月かかってしまうので

加速装置を使って1個4日で交換していくと7ヶ月くらいで終わります。

アライナー50番の時のお口の中のお写真です。

 

 

正面からの写真を見てもらうと、歯が内側に倒れていて歯列が狭かったのが

外側に広がり、歯列に丸みが出たのがわかります。

前歯のがたつきがとれ、上の3番目の歯の前にあった隙間も

前歯を下げることによりなくなっています。

また左上の一番目の歯に古い被せ物が入っていましたが、

被せ物と歯茎の境目の色が気になるということで

ある程度前歯が並んだこのタイミングで仮歯に替えました。

患者様の希望でもう少し前歯を下げる為に

もう一度スキャニングを行いました。

3回目のマウスピースは、全部で41個で、

1個4日で交換していきました。

アライナー38番の時のお口の中のお写真です。

 

 

奥歯を1本ずつ下げたことにより

上の歯が全体的に後ろに下がったことがわかります。

しかし下げたことにより前歯の噛み合わせが少し浅くなってしまったので

もう一度スキャニングを行いました。

4回目のマウスピースは、全部で32個で、

1個4日で交換していきました。

アライナー29番の時のお口の中のお写真です。

 

 

前歯もしっかり噛めるようになりました。

最後、被せ物も綺麗なものに替えて保定に移行しました。

 

矯正にかかった期間は、2年と3ヶ月です。

 

矯正を始めたいと思っている方、

マウスピース矯正に興味がある方

ぜひ無料カウンセリングにお越しください。

TEL0566−73−0311

https://gototatsuya.com/contact/

矯正費用

検査料:40000円(税抜)

基本施術料:800000円(税抜)

調整料:4000円(税抜)

保定料:40000円(税抜)

 

リスク・デメリットについて

・矯正調整後、歯の痛みが生じることがあります。基本的には一時的なものなので数日で慣れてきます。
 
・歯肉、頬及び唇に、矯正装置による擦り傷または痛みが生じる場合があります。当院では痛みを軽減できるワックスを渡しています。
 
・患者様が飲食後適切に歯磨及びフロス等の補助器具を行なわなかった場合、 虫歯・歯周病・歯肉炎・脱灰等が生じる可能性があります。当院では矯正の途中で虫歯ができた場合他院様を紹介させていただきます。 
            
・矯正装置装着により一時的に発音に影響を与える場合があります。
 
・咬合状態が治療過程全体を通して変化する場合があり、結果として患者様に一時的な不快感を与える可能性があります。
 
・矯正治療の最終段階で、咬合調整が必要となる場合があります。
 
・長期間にわたって重なっていた歯は、歯間接触下部の歯肉組織が失われている場合があり、歯列矯正を行うことで、「ブラックトライアングル」が発生する可能性があります。
 
・矯正治療中、歯根の長さが短くなる場合がありますが、臨床的に問題ないことがほとんどです。
 
・矯正中、歯の移動に伴い稀に歯の神経が壊死することがあります。その際歯内治療もしくは追加的な補綴修復処置等の追加的な歯科治療が必要となる可能性があります。
 
・稀に、治療中または治療後、顎関節に問題が生じる場合があり、それによって関節痛、頭痛または耳の障害が生じる場合があります。これらの症状と矯正治療との関係ははっきりしていません。
 
・稀に、金属・レジン等にアレルギー反応が発現する場合があります。