こんにちは。

2020年9月8日にアップした「マウスピースが浮いてきたらどうしたらいいの?」というブログでは

浮いてきた時の対処法について書きましたが、

今回のブログでは、マウスピース型カスタムメイド矯正装置(以下インビザラインとする)のマウスピースの実際に浮いている写真を交えながらどういう浮きが良くないのかを説明していきたいと思います。

 

インビザラインで歯を動かすためには・・・

「フィットが命です!!」

インビザラインをしている患者様にしていただきたいことは、

常にフィットの確認です。

慣れてくると鏡を見なくてもマウスピースを装着できるようになります。

鏡を見る回数が減るとしっかりはまっているかの確認も減っていることになります。

そうすると浮きに気づかず使っていってしまうのです。

 

その1例です。

 

 

一見浮いているように見えませんが、

上の2番目の歯を見ていただくと

歯とマウスピースの先端があっておらず隙間があります。

また歯とマウスピースの間に空気の入った唾液が入っており、

泡状になっています。

ぴったりはまっているマウスピースでは、唾液は入り込みますが

一層入るだけなので泡上にはなりません。

 

この方もそんなに浮いているように見えないですが、

下の前歯から右奥歯にかけてマウスピースの中が泡状の唾液になっているのがわかります。

左下の3番目の歯からはあまり泡状になっておらずピッタリはまっています。

 

 

この方は少しわかりづらいですが、左下の奥歯に浮きがあります。

マウスピースと歯との間に空間があります。

正面から見ただけでは気づかずしっかり奥歯のフィットも確認しなければいけないことがわかります。

 

動かしている量や部位が歯それぞれで違っているので

フィットが良いところもあれば悪いところもあるので

ご自身でフィットを確認していただく時に

前歯がはまっているから大丈夫だ!ではなく

奥歯もきっちり確認していただきたいです。

 

浮いているかもと思ったら迷わずかかりつけ医院に連絡してください。

 

当院はLINE登録をしていただいていますので

浮いた写真を送っていただければ対処法を返信いたします。