こんにちは。
今回のブログは、マウスピース型カスタムメイド矯正装置(以下インビザラインとする)の
ゴムかけについて説明したいと思います。
久しぶりのインビザライン日記です。
順調に進んでおります。
否!順調ではなくデンタルモニタリングに多々足止めされ・・・
やっと30番まできました👏🏼
デンタルモニタリングの厳しさに少し引いています。😅
逆に言えば少しの浮きも見逃さないということです。
患者様の装着率も良くなりました。
インビザラインではよくゴムかけをしていただくことがあります。
ゴムかけの目的はいくつかあり、ゴムのかけ方によって目的が違ってきます。
II級・Ⅲ級ゴム
適応症例:上顎前突(出っ歯)・下顎前突(受け口)
目的:上顎または下顎前歯部を下げる・上顎または下顎臼歯部の遠心移動(後ろに下げる)
かけ方
上(下)の前から3番目または4番目または5番目の歯と下(上)の前から6番目または7番目の歯にボタンがつきます。
アライナーをつけた後II級ゴムの場合下のボタンにゴムをひっかけ口を軽く閉じ
ゴムを伸ばしながら上のボタンにゴムを引っ掛けます。(①→②の順に)
Ⅲ級の時は逆に上の奥歯にゴムを引っ掛けてから下の前歯のボタンにゴムを引っ掛けます。


または私みたいにアライナーに穴が空いていたり鍵爪みたいな形にアライナーが加工してある時があります。
こういう時はアライナーをはめる前にゴムを事前にかけておいてから
上下一緒に口に入れ片顎ずつアライナーを装着していきます。


トライアングルゴム
適応症例:開咬
目的:前歯部の挺出・咬合の緊密化
かけ方
ボタンを上に一つ下に二つまたは下に一つ上に二つ付けます。
かけやすいところからかけていただければ良いのですが、
当院では下の写真のように①②③の順番でかけていただくとかけやすいと説明しています。

基本的にゴムは手でかけますが、
爪が長い方や指が不自由な方はゴムがかけにくい時があります。
下の写真のようなゴムをかけるための器具がありますが、正直かけづらいです。
お家にある毛抜きピンセットまたは当院ではピンセットの貸し出しも行っております。

ゴムかけって正直面倒ですよね。
私もゴムかけはしたくなくて・・・ゴムかけをせずにアライナー30番に差し掛かる時・・・
なんか口が閉じづらいなと思い、レントゲンを撮ってみました。

前歯の角度が明らかに強くなっているのがわかります。
私の治療計画では上の奥歯を1本ずつ遠心移動させているため
その反作用で前歯が前に出る力が加わります。
それを防止するのがゴムなのです。
7番くらいからゴムをかけなくてはいけなかったのですが、
かけず30番まで使ったらこうなりました。
みなさん、ゴムかけをして下さいと言われたらしっかりゴムかけをしましょう。
ゴムかけは大切です!!
さすがに30番からゴムかけを開始しました🎶
40番くらいで前歯がある程度下がりきるのでまたその時レントゲンを撮って報告したいと思います。
矯正治療のリスク・デメリットについてはこちらのブログを参照ください。
https://gototatsuya.com/blog/2019/05/10/
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