こんにちは
暑い日が続いていますね
水分はこまめにとって熱中症には気をつけてくださいね
今までインビザラインの症例等をのせてきましたが、
頻繁に患者様から「よくマウスピースだけで歯が動きますね。」と
聞かれます。
なので、今日は、そもそもなぜマウスピースを交換していくだけで歯が動くのか。
を説明していきたいと思います。
インビザラインアライナー(マウスピース)は、大きく分けて二つのシステムによって
歯を動かしています。
一つ目は、実際の歯の位置とは少し違う位置でマウスピースを作製し、それを装着することで
マウスピースの歯の位置まで歯が動くというシステム。
ですから、一つ一つ微妙に形が異なるマウスピースを決められた順番に
装着していくことで最終的な目標とする歯並びになっていきます。
これはマウスピースがパカッとはまる場所、つまり歯の頭の部分に作用します。
この力だけでは歯を根っ子から動かすことは難しいのです。
そこでもう一つのシステムが役に立ちます。
二つ目は、マウスピースに特別な形状をつけることである特定の場所だけに力(フォース)を
加え、より力強く・より細やかに歯が動くというシステム。
これは歯の根本に近い部分に作用し、根っこから歯を動かします。
ちょっと難しいので・・・
例えば引越しや模様替えで大きい家具や重たい物を動かす時に
上の方を押してもその物自体は動かしにくく、頭だけが動きます。(一つ目のシステム)
ですが、下の方を少しずつ押してあげれば重たいタンスでもその物自体が動きますよね。
二つ目のシステムはこんなイメージ
そしてこの二つ目のシステムの歯の動く「力」については
歯科矯正の世界で50年以上にわたり検討され、
世界中の大学で今なお研究課題となっています。
インビザライン治療において歯を動かしていけるのは、
歯科矯正の世界でずっと大切に積み上げられてきたものに基づき、
作られているいるからだと私は思います。
次回は二つ目のシステムについて特別な形状とは
どういう形があってそれがどう歯に作用するのか説明していきたいと思います。
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