こんにちは
今日は少しだけ涼しいですね。
気温を見ると33℃
最近暑すぎて感覚が麻痺しています。
今日は前回のお話しの続きです。
インビザラインの二つ目のシステムはアライナー(マウスピース)に
特別な形状を施し、ある特定の力を与えるというものです。
ではどういう形があるのか説明していきたいと思います。
まず歯が動くと言っても様々な動きがあります。
傾斜、圧下、挺出、回転、歯体移動、歯根移動
この中でも比較的動きとして簡単なのは、傾斜です。
傾斜移動は一つ目のシステムで実現できます。
その他の動きをさせる場合、特別な形状が必要です。
それがパワーリッジ機能とプレッシャー・ポイント機能です。
パワーリッジ機能は、歯の根っこを骨の中に入れるように設計されています。
アライナーの前歯の裏側または表側に部分的に溝がほられています。
歯それぞれの形が異なるため、
上顎中切歯(上の歯の中心から一番目)、上顎側切歯(二番目)、下顎前歯には個別のデザインがあります。(下図)
プレッシャー・ポイント機能とは、 パワーリッジ機能を補います。
前歯が著しく外側か内側に傾斜している場合、歯がそれ以上傾斜しないようになっています。 (下図)
ディープバイト(噛みあわせが深い)の改善は、ここに挙げた2つの機能の両方が重要となります。
ディープバイトは、噛み合わせが深いため、
前歯を圧下(歯を顎骨内に沈めるように力をかけること)させて噛みあわせを浅くしなければなりません。
その際に、適切な傾斜コントロールがなければ、望ましくない前歯の干渉が生じ、
臼歯部オープンバイト(上下の奥歯が噛まない状態)につながる場合があります。
なので、圧下中に切歯の不要な唇舌的な傾斜を避けるよう、
各歯の長軸に沿って圧下力のベクトルが加わるようデザインされています。
今回は二つ目のシステムについて詳しく説明しました。
少し難しかったと思います。
もしカウンセリングに来ていただけたら、
ご本人の様の口の中を見ながらこういったことも説明していけます。
ぜひ一度カウンセリングにお越しください。
TEL 0566-73-0311