こんにちは。
今回のブログは、マウスピース型カスタムメイド矯正装置(以下インビザライン)の症例をお見せします。
患者様は、24歳の女性の方です。
主訴は、歯のでこぼこでした。
初診時のお口の中の状態です。↓
お口の中の状態としては
⑴咬み合わせが深い。(上の歯がかぶさっていて、下の歯が見えません。)
⑵右下の前から2番目の歯が叢生で歯列に入っていません。
⑶右上の前から2番目の歯が下の歯より前にありません。
診断:上顎前突・前歯部叢生
患者様に装置の希望はなく、患者様の資料を分析した結果、歯を抜かずインビザラインにて治療することになりました。
これらを治すためにマウスピースを22個使って動かしていきます。
マウスピースを1週間にひとつのペースで使っていただき、フィットが良かったので
途中から加速装置を使って5日ずつ使いました。
22個のマウスピースで動かした期間は4ヵ月半かかりました。
↓お口の中の状態です。
初診時からの変化と治すべきところは
⑴咬み合わせは下の歯が上の歯に隠れていましたが、見えるようになりました。
⑵右下の2番目の歯が歯列の中に納まってきましたが、まだ少しずれています。
⑶右上の2番目の歯は下の歯より前に出ましたが、咬み合わせが浅いです。
ここで新たな問題点が見つかりました。
⑷正中がずれているので、合わせるためにゴムかけをします。
⑴~⑷を改善するためにリファイメントを行います。
次のマウスピースは37個です。
ゴムかけは左のみで後方へ移動させていきます。
①~㉞のマウスピースを加速装置を使って4日ずつ使い、期間は4ヵ月半かかりました。
↓お口の中の状態です。
⑴深かった咬み合わせがしっかりと改善されました。
⑵右下の2番目の歯のずれも治りました。
⑶右上の2番目の歯の咬み合わせがよくなりました。
⑷正中も綺麗に合いました。
これで気になるところが改善されたので矯正は終了です。
これからは保定期間に入ります。
綺麗になった歯並びを保つために保定はとても大切です。
↓↓保定についてブログに載せていますので、こちらもご参照ください。
マウスピースの装着とゴムかけを決められた時間しっかり使っていただけたので、
初回のマウスピース22個とリファイメント1回の37個で10ヶ月という短期間で動的期間を終えることができました。
歯並びに悩みがある方は一度無料相談にお越しください。
0566-73-0311
https://gototatsuya.com/contact/
矯正料金
検査料:40000円(税抜き)
基本施術料:800000円(税抜き)
保定料:40000円(税抜き)
調整料:4000円(税抜き)
リスク・デメリットについて
・矯正調整後、歯の痛みが生じることがあります。基本的には一時的なものなので数日で慣れてきます。
・歯肉、頬及び唇に、矯正装置による擦り傷または痛みが生じる場合があります。当院では痛みを軽減できるワックスを渡しています。
・患者様が飲食後適切に歯磨及びフロス等の補助器具を行なわなかった場合、 虫歯・歯周病・歯肉炎・脱灰等が生じる可能性があります。当院では矯正の途中で虫歯ができた場合他院様を紹介させていただきます。
・矯正装置装着により一時的に発音に影響を与える場合があります。
・咬合状態が治療過程全体を通して変化する場合があり、結果として患者様に一時的な不快感を与える可能性があります。
・矯正治療の最終段階で、咬合調整が必要となる場合があります。
・長期間にわたって重なっていた歯は、歯間接触下部の歯肉組織が失われている場合があり、歯列矯正を行うことで、「ブラックトライアングル」が発生する可能性があります。
・矯正治療中、歯根の長さが短くなる場合がありますが、臨床的に問題ないことがほとんどです。
・矯正中、歯の移動に伴い稀に歯の神経が壊死することがあります。その際歯内治療もしくは追加的な補綴修復処置等の追加的な歯科治療が必要となる可能性があります。
・稀に、治療中または治療後、顎関節に問題が生じる場合があり、それによって関節痛、頭痛または耳の障害が生じる場合があります。これらの症状と矯正治療との関係ははっきりしていません。
・稀に、金属・レジン等にアレルギー反応が発現する場合があります。