こんにちは。

今回のブログは、カリエールモーションを併用したマルチブラケットの症例をお見せしたいと思います。

 

患者M様は、11歳男の子です。

主訴は、前歯が出ていることでした。 

初診時のお口の中のお写真です。↓

 

 

初診時の状態は、上の前歯に隙間があることと、奥歯の噛み合わせが1歯対2歯ではなく1歯対1歯になっていることがわかります。つまり出っ歯の噛み合わせです。

 

診断:上顎前突・前歯部空隙歯列

 

まず上が出ているのを治すためにカリエールモーションを使いました。

カリエールモーション2ヶ月後のお写真です。↓

 

上の前から3番目の歯を見ていただくと後ろに下がっているのがわかります。

下がったことにより前歯の隙間が大きくなっています。

下の3番と4番の間に上の3番目の歯が入る位置が正しい咬み位置ですが、

良い位置より少し多めに下げています。

オーバーコレクションといって少し戻ることを想定して多めに下げてあります。

 

ここでカリエールモーションを外し、マルチブラケットに移行しました。

できた隙間を使って前歯を下げました。

下の歯はもともと叢生(がたつき)がなく、下の前歯にあった隙間は

上の前歯を下げる時に自然に閉じてきてくれたので

下の歯にはブラケットをつけませんでした。

矯正終了後のお写真です。↓

 

  

矯正治療にかかった期間は、1年と3ヶ月でした。

お母様は、歯を抜かずに歯並びが良くなったことを大変喜んでおられました。

またK君は、矯正治療が早く終わったことが嬉しかったみたいです。

お子様の矯正を歯を抜かずにできたらなとお考えの方は、

まずは無料カウンセリングにお越しください。

TEL0566−73−0311

 

矯正料金

検査料:40000円(税抜き)

基本施術料:700000円(税抜き)

保定料:40000円(税抜き)

調整料:4000円(税抜き)

 

リスク・デメリットについて

・矯正調整後、歯の痛みが生じることがあります。基本的には一時的なものなので数日で慣れてきます。
 
・歯肉、頬及び唇に、矯正装置による擦り傷または痛みが生じる場合があります。当院では痛みを軽減できるワックスを渡しています。
 
・患者様が飲食後適切に歯磨及びフロス等の補助器具を行なわなかった場合、 虫歯・歯周病・歯肉炎・脱灰等が生じる可能性があります。当院では矯正の途中で虫歯ができた場合他院様を紹介させていただきます。 
            
・矯正装置装着により一時的に発音に影響を与える場合があります。
 
・咬合状態が治療過程全体を通して変化する場合があり、結果として患者様に一時的な不快感を与える可能性があります。
 
・矯正治療の最終段階で、咬合調整が必要となる場合があります。
 
・長期間にわたって重なっていた歯は、歯間接触下部の歯肉組織が失われている場合があり、歯列矯正を行うことで、「ブラックトライアングル」が発生する可能性があります。
 
・矯正治療中、歯根の長さが短くなる場合がありますが、臨床的に問題ないことがほとんどです。
 
・矯正中、歯の移動に伴い稀に歯の神経が壊死することがあります。その際歯内治療もしくは追加的な補綴修復処置等の追加的な歯科治療が必要となる可能性があります。
 
・稀に、治療中または治療後、顎関節に問題が生じる場合があり、それによって関節痛、頭痛または耳の障害が生じる場合があります。これらの症状と矯正治療との関係ははっきりしていません。
 
・稀に、金属・レジン等にアレルギー反応が発現する場合があります。