こんにちは。
今回のブログはマウスピース型カスタムメイド矯正装置(以後インビザライン)の症例をお見せします。
患者様は、26歳女性です。
主訴は、前歯が出ていることでした。
初診時のお口の中のお写真です。
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初診時の状態として、奥歯は噛んでいますが、前歯が噛めていません。
さらに上下とも前歯が前方に傾斜しているのがわかります。
診断:前歯部開咬・上顎前突
患者様は、舌側矯正またはマウスピース治療が希望でしたが、
分析した結果マウスピース治療の適応と判断し、
インビザラインにて治療をしていくことになりました。
前歯を内側に入れるためにはスペースが必要です。
そのスペースは、歯と歯の間を削るIPRで作ることにしました。
IPRは、歯を削るので少し怖いイメージがあるかもしれませんが、
1歯片側最大で0.25ミリなので、エナメル質を少し削るだけなので、
歯がしみたり、むし歯になることはありません。
1回目のマウスピースは、全部で29個でした。
1週間に1個ずつ交換していただき、
IPRをするために2ヶ月に1回くらいのペースで数回来院していただきました。
前歯部開咬ということで舌の癖の有無を確認したところ
舌癖があったので、毎来院時舌のチェックも行いました。
29個終わった時のお口の中のお写真です。
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前歯が前方に傾斜していたのが治っているのがわかります。
また上・下の前歯が噛んでおらず隙間がありましたが、
今は噛んできていることがわかります。
しかし奥歯の近心傾斜(前に倒れている状態)を治すように
計画されていましたが、そこがうまく動かなかったため
奥歯の噛み合わせがうまく噛めていないことがわかります。
そこを修正するために2回目の型取りをしました。
2回目に届いたマウスピースは、17個でした。
アライナー17個終わった時のお口の中のお写真です。
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写真を見てもらうと、さらに悪くなってない!?と
思われるかもしれませんが、下の3番目の歯から奥歯にかけての
近心傾斜(手前に倒れている状態)が治っています。
奥歯を立ててきたことによって咬み合わせに隙間ができてしまったので
もう一度リファイメントを行いました。
3回目に届いたマウスピースは、17個でした。
アライナー14番まで終わった時のお口の中のお写真です。
![](https://i0.wp.com/gototatsuya.com/wp-content/uploads/2019/08/05-1.jpg?resize=300%2C200&ssl=1)
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奥歯の咬み合わせは良くなりました。
正中は合い、出っ歯感もなくなりました。
これで保定期間に入っていくことになりました。
矯正にかかった期間は、1年と5か月です。
矯正に興味ある方、マウスピースで矯正をしたいと思っている方
ぜひ無料カウンセリングにお越しください。
TEL0566-73-0311
矯正費用
検査料:40000円(税抜き)
基本施術料:800000円(税抜き)
調整料:4000円(税抜き)
保定料:40000円(税抜き)
リスク・デメリットについて
・矯正調整後、歯の痛みが生じることがあります。基本的には一時的なものなので数日で慣れてきます。
・歯肉、頬及び唇に、矯正装置による擦り傷または痛みが生じる場合があります。当院では痛みを軽減できるワックスを渡しています。
・患者様が飲食後適切に歯磨及びフロス等の補助器具を行なわなかった場合、 虫歯・歯周病・歯肉炎・脱灰等が生じる可能性があります。当院では矯正の途中で虫歯ができた場合他院様を紹介させていただきます。
・矯正装置装着により一時的に発音に影響を与える場合があります。
・咬合状態が治療過程全体を通して変化する場合があり、結果として患者様に一時的な不快感を与える可能性があります。
・矯正治療の最終段階で、咬合調整が必要となる場合があります。
・長期間にわたって重なっていた歯は、歯間接触下部の歯肉組織が失われている場合があり、歯列矯正を行うことで、「ブラックトライアングル」が発生する可能性があります。
・矯正治療中、歯根の長さが短くなる場合がありますが、臨床的に問題ないことがほとんどです。
・矯正中、歯の移動に伴い稀に歯の神経が壊死することがあります。その際歯内治療もしくは追加的な補綴修復処置等の追加的な歯科治療が必要となる可能性があります。
・稀に、治療中または治療後、顎関節に問題が生じる場合があり、それによって関節痛、頭痛または耳の障害が生じる場合があります。これらの症状と矯正治療との関係ははっきりしていません。
・稀に、金属・レジン等にアレルギー反応が発現する場合があります。