こんにちは。
今日は、症例ではなく・・・
出っ歯さんがマウスピース矯正で治したい!と思って
カウンセリングに行くと『できない』『治せない』『難しい』と
言わせてしまうことがあります。
それはなぜなのか・・・
その疑問にお答えしていこうと思います。
今回お話するのは、数あるマウスピース矯正の中でも
インビザライン についてお話します。
まず基礎知識として・・・
出っ歯とは、専門的に言うと『上顎前突』のことで、
簡単に言うと、上の前歯が出ていることです。
それを治す方法として
1、歯を抜いて、抜いたスペースを使って前歯を下げる
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2、上の奥歯を後ろに下げて前歯を下げるスペースを作る
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があります。
矯正治療の難易度として
『歯を抜かずに治す』 より 『歯を抜いて治す』の方が
難易度が上がります。
出っ歯さんが治らないのは、いくつか理由があります。
1つ目・・・
インビザライン は、マウスピース矯正の先駆者であり、
インビザライン の患者様が増えることによってデータを集め
治療の精度を上げてきました。
なのでサービス開始当初は、症例によってはとても難しく
限られたドクターしか抜歯ケースはできませんでした。
二つ目・・・
インビザライン が治療の精度を上げる過程で
システムが大きく変わる時(バージョンアップ)があります。
G3→G4→G5・・・今ではG7になりました。
そして小臼歯の抜歯のプロトコール(手順)ができたのが
2015年のG6でした。
日本でインビザライン が導入されたのが2006年なので、
その間、やはり抜歯ケースは難しかったと言えるでしょう。
3つ目・・・
奥歯を後ろに下げて上顎前突を治す時
親知らずがあるならば抜歯して、
または親知らずがあったであろうスペースを使って下げますが、
その下げれる量には限界があります。
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4つ目・・・
下げれる量に限界があると書きましたが、
ドクターは、シュミレーション(クリンチェック)を見れば
前歯がこのくらい下がれば口元はこのくらい下がるであろうと
感覚でわかりますが、
患者様はシュミレーションを見たときに前歯が下がった分だけ
口元も同じだけ下がると思ってしまいます。
口元の下がる量も説明はしていますが、
イメージ像にドクターと患者様で『ずれ』が生じてしまい、
患者様からすると「もっと下がると思ってた・・・」「治っていない」
という結果になってしまうのです。
これらの理由から上顎前突は難易度が高く治療を断られたり、
満足のいく治療結果が得られなかったりするのです。
歯を抜く治療ができないわけではありません。
歯を抜く治療ができるドクターが少ないだけなのです。
もしカウンセリングを受けたけど
マウスピースでは治せないと断られてしまった方は、
本当に治せないのか・・・まだ諦めないでください。
一度無料カウンセリングにお越しください。
TEL 0566−73−0311