こんにちは。
今回のブログは、子供の矯正で、当院が一番使う矯正装置について説明します。
当院で一番多い症例は、上顎前突です。
上顎前突にもいろいろあります。
骨の成長異常:上の骨が出ている場合・下の骨が小さい場合
歯の異常:上の前歯が出ている・下の前歯が内側に倒れている
顎の位置異常:下顎が後ろに下がっているため上が出ているように見える
このように分類がたくさんあり、合併していることもあります。
分類はたくさんありますが、乳歯が残っている子の上顎前突には・・・
まず第一選択としてバイオネーターを入れます。
この装置は、かみ合わせの位置を変えれるのが一番のメリットです。
例えば下顎が後ろに下がっていて上顎前突になっている場合
下顎を正常な位置にした状態で咬み合わせをとります。
その咬み合わせの位置で装置が作製され、
装置をつけるといつもと違う咬み合わせの位置になります。↓
正面から見ていただくと、
下の前歯が本来の咬み合わせの時より見えているのが分かります。
下顎が前方に出されている証拠です。
この状態で就寝時装着していただきます。
数ヶ月経つと装置を入れていなくてもその位置で咬めるようになっていきます。
その位置で咬めるようになったからといって外せるわけではありません。
上顎前突には、前歯が出ていたり叢生(がたつき)を伴っていることが
ほとんどです。
がたつきを改善するために
乳歯のC、D、Eという側方歯群が抜ける時に顎が広がるので
基本的には乳歯が全て抜けるまで使います。
その後装置が変わる子もいれば、
この装置だけで終われる子もいます。
バイオネーターのみで矯正治療を終了した子です。↓
矯正スタート↓
⬇︎
矯正終了時↓
この子は、9歳の男の子です。
主訴は、歯のがたつきでした。
上下4本ずつ前歯が生えた段階で、矯正をスタートしました。
もちろんバイオネーターです。
就寝時のみ装着していただき、生えかわりが終わるまで続けました。
終わった時には前歯のがたつきがとれ、
ブラケットを付けずに終了することができました。
期間は4年です。
この装置にかかわらず、基本的に来院は、月に1回です。
装置の調整、歯の掃除、フッ素塗布、必要があればMFTを行います。
寝る時だけ装着するので目立たず、無理なく矯正がやれます。
気になった方は、ぜひ無料カウンセリングにお越し下さい。
TEL0566ー73ー0311
矯正費用
検査料:40000円(税抜)
基本施術料:400000円(税抜)
調整料:4000円(税抜)
保定料:40000円(税抜)
ぜひ無料カウンセリングにお越しください。
TEL:0566-73-0311
https://gototatsuya.com/contact/
リスク・デメリットについて
・矯正調整後、歯の痛みが生じることがあります。基本的には一時的なものなので数日で慣れてきます。
・歯肉、頬及び唇に、矯正装置による擦り傷または痛みが生じる場合があります。当院では痛みを軽減できるワックスを渡しています。
・患者様が飲食後適切に歯磨及びフロス等の補助器具を行なわなかった場合、 虫歯・歯周病・歯肉炎・脱灰等が生じる可能性があります。当院では矯正の途中で虫歯ができた場合他院様を紹介させていただきます。
・矯正装置装着により一時的に発音に影響を与える場合があります。
・咬合状態が治療過程全体を通して変化する場合があり、結果として患者様に一時的な不快感を与える可能性があります。
・矯正治療の最終段階で、咬合調整が必要となる場合があります。
・長期間にわたって重なっていた歯は、歯間接触下部の歯肉組織が失われている場合があり、歯列矯正を行うことで、「ブラックトライアングル」が発生する可能性があります。
・矯正治療中、歯根の長さが短くなる場合がありますが、臨床的に問題ないことがほとんどです。
・矯正中、歯の移動に伴い稀に歯の神経が壊死することがあります。その際歯内治療もしくは追加的な補綴修復処置等の追加的な歯科治療が必要となる可能性があります。
・稀に、治療中または治療後、顎関節に問題が生じる場合があり、それによって関節痛、頭痛または耳の障害が生じる場合があります。これらの症状と矯正治療との関係ははっきりしていません。
・稀に、金属・レジン等にアレルギー反応が発現する場合があります。