こんにちは。
前回バイオネーターの説明をしましたが、
上顎前突でもバイオネーターが使えない子がいるので
そういった子に使う『拡大床』について説明していきます。
拡大床とは、小児矯正に使う装置の一つです。
![](https://i0.wp.com/gototatsuya.com/wp-content/uploads/2020/05/8c7b4f6d3120dfad8218a2e6e9e8a44a-2.jpeg?resize=300%2C169&ssl=1)
その名の通り歯列を拡大するために使います。
バイオネーターは、上下とも拡大できますが、
拡大床は、上か下どちらかに装着します。
基本的にはまず上に装着して、ある程度広がった段階で
下にも拡大床を入れていきます。
![](https://i0.wp.com/gototatsuya.com/wp-content/uploads/2020/05/gazou-1179.jpg?resize=300%2C200&ssl=1)
拡大床の適応時期は、バイオネーターと一緒で、
上の前歯4本が生えてきてからです。
![](https://i0.wp.com/gototatsuya.com/wp-content/uploads/2020/04/05-1.jpg?resize=300%2C200&ssl=1)
適応症は、上顎前突です。
バイオネーターと全く同じというわけではなく
バイオネーターは前回のブログで説明した通り
下顎を前に出した状態で使うので
咬み合わせがあさくなります。
その状態で『舌を前に出す癖』が加わると
下顎の位置が設定した位置より
舌とともに前に出過ぎてしまい
「開咬」という前歯が咬めない状態をつくってしまいます。
開咬にしないためにも予め舌癖のチェックをして
舌癖を治すために「筋機能訓練」をしていきます。
※筋機能訓練は、拡大床を使う子に限らず
バイオネーターを使う子や大人の方でも行っていきます。
拡大床が適応になる子は・・・
・舌癖があることが最初からわかっている子
・上も下も両方出ている子
・明らかに咬み合わせがあさい子
・鼻炎、アデノイド肥大等で鼻呼吸ができなくてバイオネータが使えない子
です。
あくまでも基本的には・・・なので、
実際に何の装置を使うかはお口の中を見てから決めます。
矯正費用は、バイオネーターの時と同じです。
矯正費用
検査料:40000円(税抜)
基本施術料:400000円(税抜)
調整料:4000円(税抜)
保定料:40000円(税抜)
床矯正装置(拡大床やバイオネーター)のみで歯並びが治る子はまれです。
歯並びをきれいにするためには2、3回装置をかえていきます。
※この基本施術料は、拡大床一つだけの費用ではなく
歯並びを治すために必要な装置を全て含んだ金額です。
バイオネーターや拡大床は就寝時のみ装着になるので
比較的簡単で子供への負担が少ない装置です。
お子様の矯正を考えている方はぜひ無料カウンセリングにお越しください。
TEL0566ー73ー0311