こんにちは。
今回のブログはインビザライン の症例をお見せしたいと思います。
患者様は、27歳女性です。
主訴は、「受け口と咬み合わせが気になる」でした。
初診時のお口の中のお写真です。
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![](https://i0.wp.com/gototatsuya.com/wp-content/uploads/2020/06/02.jpg?resize=300%2C200&ssl=1)
![](https://i0.wp.com/gototatsuya.com/wp-content/uploads/2020/06/08.jpg?resize=300%2C200&ssl=1)
初診時のお口の中の状態として
上の前歯より下の前歯の方が前に出ているのがわかります。
さらに上の正中に対し下の正中が左にずれているのがわかります。
診断:下顎前突
こういう風に明らかに下顎(下のあご)が出ている場合
外科(オペ)が適応になることが多いですが、
この方は切端咬合がとれたことからオペをしなくても治るのではないかと
判断しました。
切端咬合とは何か・・・
上の歯が下の歯に覆いかぶさらず先端でぶつかって噛んでいる状態のことです。
下の写真がその切端咬合になります。
![](https://i0.wp.com/gototatsuya.com/wp-content/uploads/2020/06/02-2.jpg?resize=300%2C200&ssl=1)
この咬み合わせができるということは本来その位置で咬めるのに
奥歯が咬みやすい位置まで仕方なく今の咬み位置まで下顎がすべってるイメージです。
こういう方は骨が出ているわけではなく、
咬み合わせで受け口になっているので
外科治療はせずに矯正治療のみで治すことにしました。
さらにマウスピース型カスタムメイド矯正装置(以下インビザラインとする)で
矯正した方が今回の場合は咬み位置をかえられると考え、
インビザライン にて治療していくことにしました。
最初に届いたマウスピースは、28個です。
加速装置を使って1個4日で交換していきました。
25番目のアライナーが終わった時のお口の中のお写真です。
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前歯の咬み合わせが改善しています。
正中が少しずれています。
左の前から3番目の咬み合わせが少し甘いです。
1回目のリファイメント(再スキャニング)していきます。
今度届いたマウスピース数は、全部で26個でした。
また1アライナー4日で交換していただきました。
23番のマウスピースが終わった時のお口の中のお写真です。
![](https://i0.wp.com/gototatsuya.com/wp-content/uploads/2020/06/05-2.jpg?resize=300%2C200&ssl=1)
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上と下の正中が合いました。
八重歯(前から3番目の歯)の咬み合わせも良くなりました。
しかし噛んだ時にもう少し下の前歯が見える(咬み合わせが浅い)方が良いので
2回目のリファイメント(再スキャニング)をしていきます。
今度届いたマウスピース数は、23個でした。
再び1アライナーを4日交換していただきました。
20 番のマウスピースが終わった時のお口の中のお写真です。
![](https://i0.wp.com/gototatsuya.com/wp-content/uploads/2020/06/05-3.jpg?resize=300%2C200&ssl=1)
![](https://i0.wp.com/gototatsuya.com/wp-content/uploads/2020/06/02-4.jpg?resize=300%2C200&ssl=1)
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前回より下の前歯がより見えているのがわかりますか?
これで患者様も院長も満足いく歯並びになったので保定に移行しました。
保定は、アタッチメント(歯の表面につける樹脂)がないマウスピースを
矯正にかかった期間と同じくらいは1日中、安定してきたら就寝時のみ装着していただく予定です。
矯正にかかった期間は、2年です。
矯正費用
検査料:40000円(税抜)
基本施術料:800000円(税抜)
調整料:4000円(税抜)
保定料:40000円(税抜)
歯並び気になる方はぜひ無料カウンセリングへお越しください。
TEL:0566−73−0311
https://gototatsuya.com/contact/
リスク・デメリットについて
・矯正調整後、歯の痛みが生じることがあります。基本的には一時的なものなので数日で慣れてきます。
・歯肉、頬及び唇に、矯正装置による擦り傷または痛みが生じる場合があります。当院では痛みを軽減できるワックスを渡しています。
・患者様が飲食後適切に歯磨及びフロス等の補助器具を行なわなかった場合、 虫歯・歯周病・歯肉炎・脱灰等が生じる可能性があります。当院では矯正の途中で虫歯ができた場合他院様を紹介させていただきます。
・矯正装置装着により一時的に発音に影響を与える場合があります。
・咬合状態が治療過程全体を通して変化する場合があり、結果として患者様に一時的な不快感を与える可能性があります。
・矯正治療の最終段階で、咬合調整が必要となる場合があります。
・長期間にわたって重なっていた歯は、歯間接触下部の歯肉組織が失われている場合があり、歯列矯正を行うことで、「ブラックトライアングル」が発生する可能性があります。
・矯正治療中、歯根の長さが短くなる場合がありますが、臨床的に問題ないことがほとんどです。
・矯正中、歯の移動に伴い稀に歯の神経が壊死することがあります。その際歯内治療もしくは追加的な補綴修復処置等の追加的な歯科治療が必要となる可能性があります。
・稀に、治療中または治療後、顎関節に問題が生じる場合があり、それによって関節痛、頭痛または耳の障害が生じる場合があります。これらの症状と矯正治療との関係ははっきりしていません。
・稀に、金属・レジン等にアレルギー反応が発現する場合があります。