こんにちは。
今回のブログは、マウスピース型カスタムメイド矯正装置(以下インビザライン とする)の症例をお見せします。
患者様は、15歳男の子です。
主訴は、「がたつきが気になる」でした。
初診時のお口の中のお写真です。
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上下ともに前歯にがたつきがあります。
左上の3番目の歯(八重歯)が隙間が足らず上の方にあります。
診断:上顎左側犬歯低位唇側転位・前歯部叢生
患者様は、裏側希望でしたが、
最小量の抜歯で済ませるためには
下顎にIPR(歯と歯の間に隙間を作ること)が必要なことと
予測実現性を上げるためにはインビザライン の方が好ましかったため
インビザライン にて治療することにしました。
また上の正中がお顔の真ん中と一致しているため
右の歯は抜かずに左上の4番目の歯を抜いてその抜いたスペースに
上にある3番目の歯をいれるという治療計画にしました。
まずインビザライン の前に歯を抜いてリンガルアーチという装置を
上顎に入れました。
リンガルアーチは左上の3番目の歯以外を動かしたくないため
固定源の役割があります。
同時に下だけインビザライン をスタートさせました。
3番目の歯を動かし終わった時のお口の中のお写真です。
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左上の3番目の歯がおりてきているのがわかります。
この状態で上下マウスピースにするためにリファイメント(再アイテロ)を
行いました。
届いたマウスピースの数は、61個でした。
数が多かったので、加速装置を使用してもらい1個4日で交換してもらいました。
58番のアライナーの時のお口の中のお写真です。
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上下のがたつきがとれています。
左の咬み合わせがまだ整っていません。
そこを修正するためにリファイメント(2回目)を行いました。
次に届いたマウスピースは、全部で18個でした。
また1個4日交換していただき、
18番のアライナーの時のお口の中のお写真です。
![](https://i0.wp.com/gototatsuya.com/wp-content/uploads/2020/06/05-9.jpg?resize=300%2C200&ssl=1)
![](https://i0.wp.com/gototatsuya.com/wp-content/uploads/2020/06/02-11.jpg?resize=300%2C200&ssl=1)
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あれ?少し全体に崩れた気がしますね。
これは正中を合わせるように設計されていますが、
早期接触といって全体に歯が当たる前にどこかの歯が先に当たってしまって
うまく噛めない状態になっています。
噛ませるためにリファイメント(3回目)を行いました。
次にきたマウスピースの数は、全部で19個でした。
1個4日ずつ交換していただき、
正中を合わせるためにゴムかけをしてもらいました。
17番のアライナーの時のお口の中のお写真です。
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奥歯の咬み合わせは前回より緊密になり、
正中も大体合いました。
しかし左下の1番目の歯の歯茎が少し下がっているのがわかります。
これは早期接触がまだ少しあり、早期接触は歯茎がV字に下がってしまうことがあります。
これを修正するためにリファイメント(4回目)を行いました。
次にきたマウスピースの数は、全部で16個でした。
1個4日交換していただき、引き続きゴムかけもしてもらいました。
16番のアライナーの時のお口の中のお写真です。
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正中もぴったり合いました。
奥歯も咬めるようになりました。
左下の1番目の歯の歯茎も横の歯と同じくらいの高さまで回復しました。
これで綺麗になったので保定に移行しました。
矯正にかかった期間は、2年半です。
患者様には「あっという間に終わった感じで辛さも何もなかったです。」
と言っていただけました。
矯正費用
検査料:40000円(税抜)
基本施術料:800000円(税抜)
調整料:4000円(税抜)
保定料:40000円(税抜)
矯正に興味ある方はぜひ無料カウンセリングへお越しください。
TEL:0566−73ー0311
リスク・デメリットについて
・矯正調整後、歯の痛みが生じることがあります。基本的には一時的なものなので数日で慣れてきます。
・歯肉、頬及び唇に、矯正装置による擦り傷または痛みが生じる場合があります。当院では痛みを軽減できるワックスを渡しています。
・患者様が飲食後適切に歯磨及びフロス等の補助器具を行なわなかった場合、 虫歯・歯周病・歯肉炎・脱灰等が生じる可能性があります。当院では矯正の途中で虫歯ができた場合他院様を紹介させていただきます。
・矯正装置装着により一時的に発音に影響を与える場合があります。
・咬合状態が治療過程全体を通して変化する場合があり、結果として患者様に一時的な不快感を与える可能性があります。
・矯正治療の最終段階で、咬合調整が必要となる場合があります。
・長期間にわたって重なっていた歯は、歯間接触下部の歯肉組織が失われている場合があり、歯列矯正を行うことで、「ブラックトライアングル」が発生する可能性があります。
・矯正治療中、歯根の長さが短くなる場合がありますが、臨床的に問題ないことがほとんどです。
・矯正中、歯の移動に伴い稀に歯の神経が壊死することがあります。その際歯内治療もしくは追加的な補綴修復処置等の追加的な歯科治療が必要となる可能性があります。
・稀に、治療中または治療後、顎関節に問題が生じる場合があり、それによって関節痛、頭痛または耳の障害が生じる場合があります。これらの症状と矯正治療との関係ははっきりしていません。
・稀に、金属・レジン等にアレルギー反応が発現する場合があります。