こんにちは。
今回のブログは、カリエールモーションを併用したマウスピース型カスタムメイド矯正装置
(以下インビザライン とする)を用いた症例をお見せします。
患者様は、21歳男性です。
主訴は、前歯だ出ている・でこぼこ・咬み合わせでした。
初診時のお口の中のお写真です。
正面からの写真を見ると下の前歯が上の前歯に覆われており、
下の前歯が見えません。
横の写真から上の前歯が出ているのがわかります。
3枚目の写真からは下の前歯にがたつきがあるのがわかります。
診断:上顎前突・前歯部叢生・過蓋咬合
患者様がマウスピース矯正を希望されたことと
親知らずのみを抜歯すれば出っ歯が改善できると診断したため
カリエールモーションとインビザライン にて治療していくことにしました。
まず上には上顎前突を改善するためにカリエールモーションを、
下には叢生を改善するためにインビザライン を装着しました。
下のマウスピースは1個1週間ずつで交換してもらい、
顎間ゴムは1日20時間の装着で毎日交換してもらいました。
初診時と約4ヶ月後のお口の中の写真の比較です。
↓
少しわかりづらいですが、
上の前歯と下の前歯の前後差がとれています。
また下の前歯が少し見えるようになっています。
この状態でカリエールモーションを外しました。
下のマウスピースは15番まで進みました。
上下マウスピースに移行していきます。
2回目のマウスピースは全部で18個でした。
1個1週間ずつ使っていただき、15番で来院していただきました。
その時のお口の中のお写真です。
正面の写真から噛んだ時に下の前歯が見えるようになりました。
2枚目の写真から出っ歯感がなくなったのがわかります。
3枚目の写真から下の前歯のがたつきがほとんど改善されました。
あとは咬み合わせや歯1本1本の微調整を行うために
3回目のiTero(アイテロ)を行いました。
3回目にきたマウスピース数は全部で23個でした。
1個1週間ずつ使っていただき、
20 番のアライナー時のお口の中のお写真です。
咬み合わせもよくなり、
細かいがたつきも改善されました。
これで保定期間に移行していきます。
保定期間も上下マウスピースを装着していただいています。
矯正にかかった期間は、1年と3ヶ月でした。
矯正費用
検査料:40000円(税抜)
基本施術料:800000円(税抜)
調整料:4000円(税抜)
保定料:40000円(税抜)
ぜひ無料カウンセリングにお越しください。
TEL:0566-73-0311
https://gototatsuya.com/contact/
リスク・デメリットについて
・矯正調整後、歯の痛みが生じることがあります。基本的には一時的なものなので数日で慣れてきます。
・歯肉、頬及び唇に、矯正装置による擦り傷または痛みが生じる場合があります。当院では痛みを軽減できるワックスを渡しています。
・患者様が飲食後適切に歯磨及びフロス等の補助器具を行なわなかった場合、 虫歯・歯周病・歯肉炎・脱灰等が生じる可能性があります。当院では矯正の途中で虫歯ができた場合他院様を紹介させていただきます。
・矯正装置装着により一時的に発音に影響を与える場合があります。
・咬合状態が治療過程全体を通して変化する場合があり、結果として患者様に一時的な不快感を与える可能性があります。
・矯正治療の最終段階で、咬合調整が必要となる場合があります。
・長期間にわたって重なっていた歯は、歯間接触下部の歯肉組織が失われている場合があり、歯列矯正を行うことで、「ブラックトライアングル」が発生する可能性があります。
・矯正治療中、歯根の長さが短くなる場合がありますが、臨床的に問題ないことがほとんどです。
・矯正中、歯の移動に伴い稀に歯の神経が壊死することがあります。その際歯内治療もしくは追加的な補綴修復処置等の追加的な歯科治療が必要となる可能性があります。
・稀に、治療中または治療後、顎関節に問題が生じる場合があり、それによって関節痛、頭痛または耳の障害が生じる場合があります。これらの症状と矯正治療との関係ははっきりしていません。
・稀に、金属・レジン等にアレルギー反応が発現する場合があります。