こんにちは。

 

今回のブログは、カリエールモーションを併用したマウスピース型カスタムメイド矯正装置

(以下インビザラインとする )の症例を紹介したいと思います。

 

患者様は、38歳男性です。

主訴は、前歯がでている・歯のがたつき・咬み合わせでした。

初診時のお口の中のお写真です。

 

 

上下ともに前歯にがたつきがあります。

奥歯が1歯(上)対2歯(下)ではなく1歯対1歯で咬んでいます。

これは上の歯が全体に前にでていることが原因です。

 

診断:上顎前突(出っ歯)・前歯部叢生(前歯のがたつき)

 

患者様の装置の希望がなかったことと

カリエールモーションを使えば歯を抜かずに治療できることから

カリエールモーションとインビザラインにて治療していくことにしました。

 

まず初めに上顎にカリエールモーションを装着し、

下顎はインビザラインのマウスピースを1番から順番に1週間ずつ交換していただきました。

 

※ゴムかけは1日20時間以上、ゴムは1日1回の交換です。

 

カリエールモーションを始めて5ヶ月後のお口の中のお写真です。

 

 

1枚目の写真をみていただくと

上の1番目の歯と歯の間に隙間ができています。

奥歯が後ろに下がることによって前歯のがたつきが自然にほぐれ、

歯と歯の間に隙間が出来ます。

 

2枚目の写真では、3番目の歯の前にかなりの隙間ができています。

 

3枚目の写真では、左上の2番目の歯が内側に入っていて全然見えていなかったのが

かなり見えるようになっており、奥歯が下がって前歯のがたつきが自然に改善された証拠です。

 

この状態から上下マウスピースに移行しました。(下は22番のマウスピースまで進んでいます。)

 

2回目のマウスピース数は、全部で43個でした。

1個1週間ずつ使っていただき、

来院時、歯のがたつき改善のために歯と歯の間を少し削る「IPR」を行いました。

 

アライナー番号40番の時のお口の中のお写真です。

 

 

カリエールモーションで奥歯を後ろに下げた時にできた隙間は埋まりました。

少し前歯にがたつきが残っているので

3回目のiTeroを行いました。

 

3回目のマウスピース数は、全部で15個でした。

1個1週間ずつ使っていただき、

アライナー番号15番の時のお口の中のお写真です。

 

 

左上3番と右下2番のがたつきは改善されましたが、

左上1番と2番の段差が気になるということで

4回目のiTeroを行いました。

 

4回目のマウスピース数は、全部で17個でした。

1個1週間ずつ使っていただき、

アライナー番号17番の時のお口の中のお写真です。

 

 

患者様も満足のいく歯並びになったため保定期間に移行しました。

矯正にかかった期間は、2年でした。

 

矯正費用

 

検査料:40000円(税抜)

基本施術料:800000円(税抜)

調整料:4000円(税抜)

保定料:40000円(税抜)

 

※現在の料金とは異なる場合がございます

  

ぜひ無料カウンセリングにお越しください。

TEL:0566-73-0311

https://gototatsuya.com/contact/

 

リスク・デメリットについて

・矯正調整後、歯の痛みが生じることがあります。基本的には一時的なものなので数日で慣れてきます。
 
・歯肉、頬及び唇に、矯正装置による擦り傷または痛みが生じる場合があります。当院では痛みを軽減できるワックスを渡しています。
 
・患者様が飲食後適切に歯磨及びフロス等の補助器具を行なわなかった場合、 虫歯・歯周病・歯肉炎・脱灰等が生じる可能性があります。当院では矯正の途中で虫歯ができた場合他院様を紹介させていただきます。 
            
・矯正装置装着により一時的に発音に影響を与える場合があります。
 
・咬合状態が治療過程全体を通して変化する場合があり、結果として患者様に一時的な不快感を与える可能性があります。
 
・矯正治療の最終段階で、咬合調整が必要となる場合があります。
 
・長期間にわたって重なっていた歯は、歯間接触下部の歯肉組織が失われている場合があり、歯列矯正を行うことで、「ブラックトライアングル」が発生する可能性があります。
 
・矯正治療中、歯根の長さが短くなる場合がありますが、臨床的に問題ないことがほとんどです。
 
・矯正中、歯の移動に伴い稀に歯の神経が壊死することがあります。その際歯内治療もしくは追加的な補綴修復処置等の追加的な歯科治療が必要となる可能性があります。
 
・稀に、治療中または治療後、顎関節に問題が生じる場合があり、それによって関節痛、頭痛または耳の障害が生じる場合があります。これらの症状と矯正治療との関係ははっきりしていません。
 
・稀に、金属・レジン等にアレルギー反応が発現する場合があります。