こんにちは。
今回のブログは、マウスピース型カスタムメイド矯正装置(以下インビザラインとする)の
装着時に使用する「チューイー」について説明したいと思います。
チューイーとは、弾力のある板状のものやロール状になったチューブのことで、
マウスピースの適合をよくするために使います。
ロール状のチューイーは板状のものに比べて
太くて硬いので噛む時に滑ってしまい噛みにくいので
当院では板状のチューイーを採用しています。(下の写真)
新しいアライナーを装着するとピタッとはまっているように見えますが、
新しいアライナーは歯が動いた後の形になっているため完全にフィットした状態ではありません。
「新しいアライナーに確実にフィットさせる=歯が計画通り動いている」
ことになるので新しいアライナーにフィットさせるためにチューイーが必要なのです。
特に女性は指の力が弱く強く押していても浮いていることがたまにあります。
装着に慣れてくると噛んではめたり、全体を押さずに装着する方もいます。
一部アライナーがしっかりはまっていないので歯が動かなくなり、
さらにアライナーが浮いてくる原因になります。
その浮き防止のためにもチューイーを使った方が良いのです。
またアライナーによって少し辺縁が短かったり、少し浮きが出るアライナーもあります。
そういった時もチューイーを一日5分くらい浮いている部分に使っていただくとフィットしてくることがあります。
私は、16番のアライナーで下の前歯4本に浮きが出てしまったので
夜ドライヤーで髪を乾かしながらチューイーを使うようにしました。
装着1日目と1週間後の前歯の比較写真です。
明らかに下の前歯のフィットが良くなっていることがわかります。
※個人差があります
チューイーの使い方
当院で使っているチューイーは板状のものになるのでその使い方を説明します。
◯装着時のフィットの確認の場合
まずアライナーを上下とも装着します。
この時必ず噛まずに手で装着して下さい。(変形の原因になります)
チューイーを厚みを出すために半分に折り曲げ、歯列全体を奥歯から順に噛んでいきます。
◯少し浮きがある場合
時間がある時に1日5分くらい浮いている部分をアライナーを装着した状態で
チューイーをカミカミして下さい
※使用後はチューイーを水洗いし、乾燥させて下さい。
当院では無料でお渡ししています。
インビザライン矯正中の方に少しでもお役に立つ情報を配信していきたいと思っています。