こんにちは。
今回のブログは、マウスピース型カスタムメイド矯正装置(以下インビザラインとする)の症例をお見せしたいと思います。
患者様は、51歳女性です。
主訴は、咬み合わせと開咬でした。
初診時のお口の中のお写真です。
下の前歯が前に出ています。
前歯が噛んでいません。
診断:下顎前突(受け口)・前歯部開咬(奥歯は噛んでいるが前歯が噛んでいない状態)
患者様がマウスピース希望だったので
分析をした結果インビザラインで治療可能と判断し、
インビザラインにて治療していくことにしました。
1回目のアライナー数は全部で27個でした。
1番と2番のアライナーだけ2週ずつ使っていただき、
3番のアライナーからアタッチメントを付与して1週間ずつ使っていただきました。
1ヶ月に一度の来院時下の歯にIPR(歯の幅の調整)を行いました。(全部で7箇所)
アライナー番号24番の時のお口の中のお写真です。
下の前歯の隙間がかなり改善されました。
上と下の前歯の噛み合わせがまだ噛んでいません。
2回目のiTeroをしました。
2回目のアライナー数は、全部で25枚でした。
1個1週間ずつ使っていただき、
22番で来院していただく予定でしたが
患者様のご都合により1年後に来院されマウスピースの使用もやめてしまったとのことでした。
1年後に来院された時のお口の中のお写真です。
矯正を途中でやめてしまうとしっかり噛んでいないため後戻りも早いです。
また下の前歯に隙間ができています。
今度はマウスピースの装着を頑張るということで3回目のiTeroを行いました。
3回目のアライナー数は、全部で24枚でした。
1個1週間ずつ使っていただき、
アライナー番号21番の時のお口の中のお写真です。
下の前歯の隙間は閉じました。
上と下の前歯も咬めるようになりました。
これで保定期間に移行しました。
保定装置は、アタッチメントがないアライナーを装着していただいています。
矯正にかかった期間は、2年ですが1年来院されなかったことを考慮すると
矯正治療期間は、1年くらいだと思います。
矯正費用
検査料:40,000円(税抜)
基本施術料:800,000円(税抜)
調整料:4,000円(税抜)
保定料:40,000円(税抜)
※現在の料金とは異なる場合がございます
ぜひ無料カウンセリングにお越しください。
TEL:0566-73-0311
https://gototatsuya.com/contact/
リスク・デメリットについて
・矯正調整後、歯の痛みが生じることがあります。基本的には一時的なものなので数日で慣れてきます。
・歯肉、頬及び唇に、矯正装置による擦り傷または痛みが生じる場合があります。当院では痛みを軽減できるワックスを渡しています。
・患者様が飲食後適切に歯磨及びフロス等の補助器具を行なわなかった場合、 虫歯・歯周病・歯肉炎・脱灰等が生じる可能性があります。当院では矯正の途中で虫歯ができた場合他院様を紹介させていただきます。
・矯正装置装着により一時的に発音に影響を与える場合があります。
・咬合状態が治療過程全体を通して変化する場合があり、結果として患者様に一時的な不快感を与える可能性があります。
・矯正治療の最終段階で、咬合調整が必要となる場合があります。
・長期間にわたって重なっていた歯は、歯間接触下部の歯肉組織が失われている場合があり、歯列矯正を行うことで、「ブラックトライアングル」が発生する可能性があります。
・矯正治療中、歯根の長さが短くなる場合がありますが、臨床的に問題ないことがほとんどです。
・矯正中、歯の移動に伴い稀に歯の神経が壊死することがあります。その際歯内治療もしくは追加的な補綴修復処置等の追加的な歯科治療が必要となる可能性があります。
・稀に、治療中または治療後、顎関節に問題が生じる場合があり、それによって関節痛、頭痛または耳の障害が生じる場合があります。これらの症状と矯正治療との関係ははっきりしていません。
・稀に、金属・レジン等にアレルギー反応が発現する場合があります。