こんにちは。
2022年もたくさんの症例をお見せできればと思っております。
本年もよろしくお願い致します。
今回はマウスピース型カスタムメイド矯正装置(以下インビザラインとする)の症例を紹介したいと思います。
患者様は37歳女性です。
主訴は、「前歯が出ている」でした。
初診時のお口の中のお写真です。
奥歯の咬み合わせは良いですが、
上下ともに前歯が前に出ている感じがしますね。
上下とも前歯に叢生(歯のがたつき)があります。
診断:上顎前突(出っ歯)・前歯部叢生(前歯のがたつき)
前歯を大きく下げるとなると上下前から4番目の歯(4本)を抜く必要があり、
インビザラインでは難しいこと、治療期間等の説明をし、
患者様はインビザライン希望でしたので
インビザライン治療時のシュミレーションをお見せし、
インビザラインで治療することになりました。
インビザラインで歯並びを治すのと同時進行で左上の1番目の歯が根っこの治療により
歯の変色が見られたため1本だけ歯の漂白を行いました。
マウスピースのフィットチェックのために来院していただく時に歯の中に入れるお薬を交換するだけで
痛みも違和感もありません。
この患者様は4回お薬を交換しました。
1回目のマウスピース数は、全部で44個でした。
1個1週間ずつ使っていただき、
アライナー番号39番で浮きが出てきてしまったので
そこで止めて2回目のスキャニング(iTero)を行いました。
2回目のアライナー数は、全部で20個でした。
1個1週間ずつ使っていただき、
アライナー番号20番の時のお口の中のお写真です。
左上1番目の歯の色が漂白したことにより白くなっています。
上下とも前歯のがたつきが綺麗になっています。
前歯の傾斜を治すために上下でゴムを併用していただいたので
前歯の角度も良くなっています。
これで保定期間に移行しました。
保定期間中はアタッチメントのないマウスピースをしていただいています。
矯正にかかった期間は、15ヶ月でした。
矯正費用
検査料:40,000円(税抜)
基本施術料:850,000円(税抜)
調整料:4,000円(税抜)
保定料:40,000円(税抜)
※現在の料金とは異なる場合がございます
ぜひ無料カウンセリングにお越しください。
TEL:0566-73-0311
https://gototatsuya.com/onlinecounseling/
リスク・デメリットについて
・矯正調整後、歯の痛みが生じることがあります。基本的には一時的なものなので数日で慣れてきます。
・歯肉、頬及び唇に、矯正装置による擦り傷または痛みが生じる場合があります。当院では痛みを軽減できるワックスを渡しています。
・患者様が飲食後適切に歯磨及びフロス等の補助器具を行なわなかった場合、 虫歯・歯周病・歯肉炎・脱灰等が生じる可能性があります。当院では矯正の途中で虫歯ができた場合他院様を紹介させていただきます。
・矯正装置装着により一時的に発音に影響を与える場合があります。
・咬合状態が治療過程全体を通して変化する場合があり、結果として患者様に一時的な不快感を与える可能性があります。
・矯正治療の最終段階で、咬合調整が必要となる場合があります。
・長期間にわたって重なっていた歯は、歯間接触下部の歯肉組織が失われている場合があり、歯列矯正を行うことで、「ブラックトライアングル」が発生する可能性があります。
・矯正治療中、歯根の長さが短くなる場合がありますが、臨床的に問題ないことがほとんどです。
・矯正中、歯の移動に伴い稀に歯の神経が壊死することがあります。その際歯内治療もしくは追加的な補綴修復処置等の追加的な歯科治療が必要となる可能性があります。
・稀に、治療中または治療後、顎関節に問題が生じる場合があり、それによって関節痛、頭痛または耳の障害が生じる場合があります。これらの症状と矯正治療との関係ははっきりしていません。
・稀に、金属・レジン等にアレルギー反応が発現する場合があります。