こんにちは。

今日は、カリエールモーションを併用したマウスピース型カスタムメイド矯正装置(以下インビザラインとする)

の症例をお見せしたいと思います。

 

患者様は、24歳女性です。

主訴は、「歯のでこぼこ」でした。

初診時のお口の中のお写真です。

 

 

前歯にがたつきがあり、

上の前から2番目の歯は左右とも下の歯よりも後ろに下がっています。

少しですが、犬歯(前から3番目の歯)関係が出っ歯さんの咬み合わせです。

 

診断:上顎前突(出っ歯)・前歯部叢生(まえばのがたつき)

 

患者様の装置の希望は、裏側矯正またはインビザラインでした。

両装置のメリット、デメリット、適正装置の説明をし、

歯を抜かずカリエールモーションを併用したインビザラインで治療していくことになりました。

 

まずカリエールモーションを使う前に上下の親知らずを抜いてきていただきました。

特に上の奥歯を下げる時に親知らずが生えてるスペースを使っていくので親知らずの抜歯は必須です。

 

カリエールモーションを使って上の奥歯を遠心移動させる(後ろに下げる)ことから始めました。

カリエールモーションは歯の動きが早いので基本的には月1回来院していただきます。

ゴムの種類は2種類です。(弱→強)

下はインビザラインを1番から使っていただき1週間ごと交換していきます。

カリエールモーションとインビザラインの併用です。

下のアライナー番号は56番、カリエールモーション12ヶ月後のお口の中のお写真です。

 

 

下の前歯のがたつきは良くなっています。

カリエールモーションを1年行っていましたが、上の3番目の歯を見ると若干動いているものの

ゴムかけの時間が短かく、あまり動いていなかったので上下マウスピースに移行していきました。

2回目のiTeroを行いました。

 

6週間後2回目のアライナー数は全部で63個でした。

1個1週間ずつ使っていただき、ゴムも併用しました。

(カリエールモーションで使用したゴムの弱い方を使用)

アライナー番号47番の時のお口の中のお写真です。

 

 

上のがたつきも良くなってきていますが、

アライナーが浮いてきていたのでまだ途中ですが、

3回目のiTeroを行いました。

 

3回目のアライナー数は、全部で23個でした。

1個1週間ずつ使っていただき、

アライナー番号23番の時のお口の中のお写真です。

 

 

上の2番目の歯のがたつきもかなり良くなりました。

あともう少し咬み合わせを緊密するために4回目のiTeroを行いました。

 

4回目のアライナー数は全部で21個でした。

1個1週間ずつ使っていただき、

アライナー番号21番の時のお口の中のお写真です。

 

 

咬み合わせも前歯のがたつきもよくなり綺麗になりました。

これで保定期間に移行しました。

保定装置はアタッチメントがないマウスピースを装着していただいています。

 

矯正にかかった期間は、3年4ヶ月でした。

 

矯正費用

検査料:40,000円(税抜)

基本施術料:800,000円(税抜)

調整料:4,000円(税抜)

保定料:40,000円(税抜)

※現在の料金とは異なる場合がございます

  
ぜひ無料カウンセリングにお越しください。

TEL:0566-73-0311

https://gototatsuya.com/onlinecounseling/

 

リスク・デメリットについて

・矯正調整後、歯の痛みが生じることがあります。基本的には一時的なものなので数日で慣れてきます。
 
・歯肉、頬及び唇に、矯正装置による擦り傷または痛みが生じる場合があります。当院では痛みを軽減できるワックスを渡しています。
 
・患者様が飲食後適切に歯磨及びフロス等の補助器具を行なわなかった場合、 虫歯・歯周病・歯肉炎・脱灰等が生じる可能性があります。当院では矯正の途中で虫歯ができた場合他院様を紹介させていただきます。 
            
・矯正装置装着により一時的に発音に影響を与える場合があります。
 
・咬合状態が治療過程全体を通して変化する場合があり、結果として患者様に一時的な不快感を与える可能性があります。
 
・矯正治療の最終段階で、咬合調整が必要となる場合があります。
 
・長期間にわたって重なっていた歯は、歯間接触下部の歯肉組織が失われている場合があり、歯列矯正を行うことで、「ブラックトライアングル」が発生する可能性があります。
 
・矯正治療中、歯根の長さが短くなる場合がありますが、臨床的に問題ないことがほとんどです。
 
・矯正中、歯の移動に伴い稀に歯の神経が壊死することがあります。その際歯内治療もしくは追加的な補綴修復処置等の追加的な歯科治療が必要となる可能性があります。
 
・稀に、治療中または治療後、顎関節に問題が生じる場合があり、それによって関節痛、頭痛または耳の障害が生じる場合があります。これらの症状と矯正治療との関係ははっきりしていません。
 
・稀に、金属・レジン等にアレルギー反応が発現する場合があります。