こんにちは。
今回のブログは舌側矯正の症例をお見せしたいと思います。
患者様は24歳女性です。
主訴は、「前歯が出ている」でした。
初診時のお口の中のお写真です。
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・上下ともに前歯にがたつきがあります
・左下の前から6番目の歯と右下の前から7番目の歯が抜歯されています
・口元が出ています
診断:上顎前突(出っ歯)・前歯部叢生(まえばのがたつき)・下顎左側第一大臼歯右側第二大臼歯抜歯済
患者様の装置の希望は裏側の装置だったため、
舌側矯正のメリットデメリットを説明し、
上左右側第一小臼歯2本抜歯が必要なことを伝え、
上がインコグニト(舌側装置)、下がマルチブラケット(表側矯正)で治療していくことになりました。
まず上記の写真より多数の虫歯があることがわかります。
装置が歯の表面を覆うため矯正途中で虫歯の治療ができないことと
虫歯を治すと歯の形態が変わるため装置がはまらなくなってしまうため
インコグニトの装置を作製する前に虫歯は治しておかなければなりません。
虫歯治療後のお口の中のお写真です。
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左側
虫歯を治していただき、iTeroを行いました。
インコグニトはオーダーメイドになるので装置が届くまでに9週間かかります。
9週間後、装置が届いたので早速装置をつけていきました。
まず上の奥歯に装置をつけて上の歯を2本抜きました。
その後前歯にも装置をつけ、ワイヤーを通して矯正治療スタートです。
その後調整のために1ヶ月に1回来院していただきました。
上がある程度並んだら下の歯にも装置をつけていきました。(7ヶ月後)
その後上下ともに調整していき、
装置をつけて1年8ヶ月後のお口の中のお写真です。
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抜いたスペースを使って上の前歯を下げました。
奥歯が少し噛んでいないところがあるので
最後の微調整をインビザラインで行うことにしました。
全ての装置を外した時のお口の中のお写真です。
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iTeroを行いました。
マウスピース数は、インビザラインのライトコースなので14枚でした。
4週間後マウスピースが届き、アタッチメントをつけました。
1個2週間ずつ使っていただき、
マウスピースとともにゴムかけをしていただきました。
アライナー番号11番の時のお口の中のお写真です。
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奥歯の噛み合わせも良くなりました。
少し残っていた隙間もなくなりました。
これで保定期間に移行しました。
保定期間中は、アタッチメントのないマウスピースを使っていただいています。
矯正にかかった期間は、2年6ヶ月でした。
矯正費用
検査料:40,000円(税抜)
基本施術料:950,000円(税抜)
調整料:4,000円(税抜)
保定料:40,000円(税抜)
※現在の料金とは異なる場合がございます
ぜひ無料カウンセリングにお越しください。
TEL:0566-73-0311
https://gototatsuya.com/onlinecounseling/
リスク・デメリットについて
・矯正調整後、歯の痛みが生じることがあります。基本的には一時的なものなので数日で慣れてきます。
・歯肉、頬及び唇に、矯正装置による擦り傷または痛みが生じる場合があります。当院では痛みを軽減できるワックスを渡しています。
・患者様が飲食後適切に歯磨及びフロス等の補助器具を行なわなかった場合、 虫歯・歯周病・歯肉炎・脱灰等が生じる可能性があります。当院では矯正の途中で虫歯ができた場合他院様を紹介させていただきます。
・矯正装置装着により一時的に発音に影響を与える場合があります。
・咬合状態が治療過程全体を通して変化する場合があり、結果として患者様に一時的な不快感を与える可能性があります。
・矯正治療の最終段階で、咬合調整が必要となる場合があります。
・長期間にわたって重なっていた歯は、歯間接触下部の歯肉組織が失われている場合があり、歯列矯正を行うことで、「ブラックトライアングル」が発生する可能性があります。
・矯正治療中、歯根の長さが短くなる場合がありますが、臨床的に問題ないことがほとんどです。
・矯正中、歯の移動に伴い稀に歯の神経が壊死することがあります。その際歯内治療もしくは追加的な補綴修復処置等の追加的な歯科治療が必要となる可能性があります。
・稀に、治療中または治療後、顎関節に問題が生じる場合があり、それによって関節痛、頭痛または耳の障害が生じる場合があります。これらの症状と矯正治療との関係ははっきりしていません。
・稀に、金属・レジン等にアレルギー反応が発現する場合があります。