「インビザラインで歯並びを治したいけど、どれくらいの期間がかかるのかな?」 「部分矯正で、前歯の歯並びだけを治すときの矯正期間は?」
インビザラインをお考えになるとき、気になる要素の一つ、「矯正期間」。
インビザラインの矯正期間は、歯並びの乱れ方(歯並びの状態)によって異なります。「この歯並びは何年何ヶ月の矯正期間です」など、断言はできません。
断言はできませんが、歯並びの状態により、目安の矯正期間はお伝えできます。
今回は、「インビザラインの矯正期間の目安」について、ご説明します。
目次
■インビザラインの矯正期間の目安
◎部分矯正は3ヶ月~7ヶ月程度で済むこともあります
気になる、インビザラインの矯正期間。
インビザラインでは、以下のような、軽度な前歯のみの歯並びの乱れは、部分矯正で3ヶ月~7ヶ月程度で済むこともあります。
[部分矯正の対象になる、軽度な前歯のみの歯並びの乱れ]
・ガタガタ度合いが小さい、軽度の前歯のみのガタガタ歯(叢生)
・突き出し度合いが小さい、軽度の前歯のみの出っ歯
・歯と歯のすき間がそれほど大きく開いていない、軽度の前歯のみのすきっ歯
◎全体矯正は1年~2年半程度の期間がかかることが多いです
3ヶ月~7ヶ月程度で済むこともある部分矯正。一方、以下のような、中程度~重度の歯並びの乱れは、前歯~奥歯までの全体矯正が必要になります。
インビザラインで全体矯正を行うときは、1年~2年半程度の期間がかかることが多いです。
[全体矯正が必要な、中程度~重度の歯並びの乱れ]
・乱れ方が大きい、中程度~重度の歯並びの乱れ
(中程度~重度のガタガタ歯・出っ歯・すきっ歯など)
・受け口
・開咬
(かいこう:上下の前歯を閉じられない歯並びの乱れ オープンバイト)
・交叉咬合
(こうさこうごう:歯列の一部で、下の奥歯が上の奥歯よりも外側にでている歯並びの乱れ クロスバイト)
・過蓋咬合
(かがいこうごう:下の前歯に上の前歯が大きく覆いかぶさっている歯並びの乱れ ディープバイト)
■インビザラインの矯正期間を長引かせないために、大切なこと
◎決められたルールを守り、定期通院をすることが大切
前述のように、歯並びの乱れ方により、インビザラインの矯正期間は異なります。
患者様ごとに矯正期間はそれぞれ異なりますが、大切なのは、「矯正期間を長引かせないこと」。
インビザラインの矯正中は、以下のルールを守り、定期通院に行くようにしましょう。
[インビザライン矯正中に守っていただくルール]
①1日20時間以上、マウスピースを装着する
②決められた順番どおりに、マウスピースを交換・装着する
③前歯で硬い物をかじらないようにする
④飲食時は、必ず、マウスピースを外す(水を除きます)
⑤マウスピースを外したときは、必ず、マウスピースを洗ってから再装着する
⑥飲食時にマウスピースを外したときは、必ず、歯を磨く
⑦定期通院にきちんと行く
【矯正中、聞きたいことやご不安があるときはご相談ください】
インビザラインを含め、矯正治療は長い期間がかかります。部分矯正でも数ヶ月間程度、全体矯正では1年~2年半、ケースによっては3年以上の矯正期間がかかる場合も。
長い矯正期間中は、めんどくさい、つらい、やめたい、色々なことがあるかと思います。
色々なことがあるかと思いますが、すべては、「理想の歯並び」を得るためのアクションです。矯正中のルールを一つひとつ守ることが、理想の歯並びへ近づく一歩になります。
矯正中、聞きたいことやご不安、つらいことがあるときはご相談ください。日常の出来事など、ご相談の内容はどんなことでもかまいません。歯科医師がじっくりと、真摯に、お話をお伺いします。
お話をお伺いした上で、歯科医師・スタッフが全力で、患者様のサポートをさせていただきます。