
透明なマウスピースで治療を進めるため、目立ちにくいマウスピース矯正。近年は、20代・30代の女性を中心に、マウスピース矯正で歯並びを整える方が増えています。
マウスピース矯正人口が増える一方、巷には費用の安さを中心的にアピールする“格安マウスピース矯正”と呼ばれるマウスピース矯正ブランドも。「矯正ブランドが多すぎて、どれを選べば良いのかわからない…」という方も。
インビザラインと、その他の格安マウスピース矯正ブランドには、どのような違いがあるのでしょうか?
今回は、「インビザラインと格安マウスピース矯正ブランドの違い」をご説明します。
目次
■インビザラインは世界で初めて実用的なマウスピース矯正を開発
◎1999年にサービスを開始したインビザライン
インビザラインを運営する米国のアライン・テクノロジー社は、1999年、米国にて世界初のマウスピース矯正「インビザライン」の提供をスタートしました(日本では、2006年からインビザラインの提供を開始)。
日本を含めた世界中の歯科医師により機能性・実用性の高さが支持され、現在に至るまで、インビザラインはマウスピース矯正の世界シェア1位の座を獲得し続けています。
<格安マウスピース矯正ブランドの場合>
格安マウスピース矯正ブランドは、インビザラインの特許が切れる2017~2019年以降にサービスを開始したブランドが多いです(※)。
(※)インビザラインに対する格安マウスピース矯正
ブランドの模倣性を指摘するものではありません。
■インビザラインはすべての治療工程をアプリや機械が行う「フルデジタル式マウスピース矯正」
◎フルデジタル式によりヒューマンエラーをなくし、マウスピース矯正の精度を高めています
インビザラインはすべての治療工程をアプリや機械が行う、「フルデジタル式マウスピース矯正」です。
(※)治療計画の立案・修正・変更には歯科医師が関与します。
すべての治療工程をアプリや機械が行うことで、歯科医師・歯科技工士により起こり得るヒューマンエラーのリスクを軽減し、マウスピース矯正の精度を高めています。
<格安マウスピース矯正ブランドの場合>
格安マウスピース矯正ブランドは、歯型取り、マウスピースの作製などにアナログ式(=人が工程を行う)が残るものが多いです。
アナログ式の場合、歯科医師・歯科技工士の技術が高ければ、良い治療結果を得られることも。ただし、技術が不足している場合、ヒューマンエラーが生じてしまう可能性があります。
■インビザラインは膨大な症例データに基づく、機能性の高さ・開発能力の高さが特徴
◎全世界100ヶ国以上、1,000万以上の膨大な症例データをデータベースに登録し、自社製品の開発を行っています
インビザラインは、これまでに行ってきた全世界100ヶ国以上、1,000万以上の膨大な症例データを自社のシステムに保有しています。
インビザラインは膨大な症例データに基づき、それぞれの患者様で異なる歯並び・顎の形に柔軟に対応可能です。精度を高めながら、かつ、柔軟性のあるフレキシブルなマウスピース矯正を提供している点がインビザラインならではの強みと言えます。
<格安マウスピース矯正ブランドの場合>
格安マウスピース矯正ブランドの多くは2017年頃からサービスの提供を開始しています。25年(2025年時点)以上の歴史を持つインビザラインと比べて、格安マウスピース矯正ブランドは保有する症例データがそれほど多くないのが現状です。
◎機能性を高めた新技術を次々と開発・提供
インビザラインを運営する米国のアライン・テクノロジー社では、歯科医師・歯科技工士・物理学者などのチーム体制により、機能性を高めた新技術を次々と開発・提供しています。
[インビザラインが世に送り出した新技術の数々(代表的な物)]
- ・矯正力を高める「アタッチメント」
- ・口腔内デジタルスキャナー「iTero」
- ・マウスピースと歯との密着性を高める「スマートトラック」
【インビザラインでの矯正に対応しています】
後藤達也矯正歯科では、インビザラインによるマウスピース矯正を行っています。
格安マウスピース矯正ブランドと比べると費用は少し値段が張りますが、インビザラインは長い歴史を持つ矯正ブランドです。フルデジタル式、インビザラインならでは治療方法があり、メリットの多い矯正装置です。
歯並びを矯正したいけど、目立ちたくない…など、矯正に関するご不明な点がある方はお気軽にご相談ください。