透明なマウスピースで目立ちにくく、いつもどおりの食事や歯みがきを行えるマウスピース矯正。「手軽に始められる矯正」として、20代・30代の女性を中心に人気が広がっています。
メリットが多いマウスピース矯正ですが、マウスピースを使うからこそのデメリットも。
今回は「マウスピース矯正のメリット・デメリット」についてお話しします。
目次
- ■マウスピース矯正のメリット
- 〇メリット①「透明なマウスピースで目立ちにくい」
- 〇メリット②「いつでも自由に取り外せる」
- 〇メリット③「痛みが少ない」
- 〇メリット④「むし歯や歯周病の進行を抑えやすい」
- 〇メリット⑤「通院頻度が少ない」
- 〇メリット⑥「矯正装置で口の中を傷つけにくい」
- ■マウスピース矯正のデメリット
- デメリット①「ワイヤー矯正と比べ、歯を動かす力がマイルド」
- デメリット②「多くの本数を抜く抜歯矯正など、歯を大きく動かす症例が苦手」
- デメリット③「定められた時間、毎日マウスピースを装着する必要がある」
- デメリット④「飲食の度にマウスピースを外す必要がある」
- 【歯並びの乱れや矯正方法選びでお困りの方はお気軽にご相談ください】
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■マウスピース矯正のメリット
マウスピース矯正には以下のようなたくさんのメリットがあります。
〇メリット①「透明なマウスピースで目立ちにくい」
マウスピース矯正では透明なマウスピースをつけて歯を動かします。
厚みが薄い透明なマウスピースを使うため、矯正中、目立ちにくいです。
〇メリット②「いつでも自由に取り外せる」
マウスピース矯正中はいつでも自由にマウスピースを取り外せます。
矯正中はマウスピースを取り外していつもどおりの食事を楽しめます。マウスピースを外してしっかり歯も磨けます。
〇メリット③「痛みが少ない」
マウスピース矯正はやわらかいポリウレタン製のマウスピースを使って歯を動かします(インビザラインの場合)。
金属製のワイヤーで強く歯を締めるワイヤー矯正と異なり、やわらかいマウスピースを使うマウスピース矯正は歯にかける力がマイルドです。ワイヤー矯正と比べ、矯正中の痛みや違和感が少なく済みます(※)。
(※)矯正中に感じる痛みや違和感は個人差があります。
〇メリット④「むし歯や歯周病の進行を抑えやすい」
マウスピース矯正は矯正中、マウスピースを外してしっかり歯を磨けます。固定式のワイヤー矯正と異なり、矯正装置が邪魔をして歯を磨けないことはありません。
しっかりと歯を磨けるため歯垢、食べカスなどの磨き残しを減らすことができ、むし歯や歯周病の進行を抑えやすくなります(※)。
(※)正しい方法で行うブラッシングが必須です。
〇メリット⑤「通院頻度が少ない」
マウスピース矯正の矯正中は患者様ご自身でマウスピースを交換・装着します。
ご自身でマウスピースを交換するため、インビザラインは2ヶ月に1回の通院でOK(※)。通院時は次の通院までのマウスピースをまとめて受け取っていただき、治療を進めていきます。
ワイヤー矯正のように1ヶ月に1回の通院をする必要がないため、仕事や勉強で忙しい方でも無理なく矯正を続けやすいです。
(※)マウスピース矯正のブランドや患者様によって通院頻度が異なります。
〇メリット⑥「矯正装置で口の中を傷つけにくい」
マウスピース矯正はやわらかいポリウレタンでできたマウスピースを使って治療を行います(インビザラインの場合)。
矯正装置がやわらかいため、口の中を傷つけにくいです。
■マウスピース矯正のデメリット
メリットが多いマウスピース矯正ですが、デメリットも存在します。
デメリット①「ワイヤー矯正と比べ、歯を動かす力がマイルド」
マウスピース矯正はやわらかいマウスピースを使って治療を行います。矯正装置の素材がやわらかいため、ワイヤー矯正と比べ、マウスピース矯正は歯にかける力(矯正力)がマイルドです。
ワイヤー矯正は金属製のワイヤーで強く歯を締めるため、マウスピース矯正と比べて歯を動かす力が強いです。
デメリット②「多くの本数を抜く抜歯矯正など、歯を大きく動かす症例が苦手」
ワイヤー矯正と比べ、マウスピース矯正は歯にかける力がマイルドです。
矯正力がマイルドなため、多くの本数の抜歯(上下合わせて4本以上)をして歯を大きく動かさなければならない重度の歯並びの乱れ(重度の出っ歯、重度の受け口、重度のガタガタ歯など)はマウスピース矯正のみでは効率的に歯を動かせない場合があります(※)。
(※)抜歯本数(上下合わせて4本まで)によってはマウス
ピース矯正のみで治療を行えるケースがあります。
ワイヤー矯正は矯正力が強いため、多くの本数の抜歯(上下合わせて4本以上)が必要な重度の歯並びにも対応できます。
デメリット③「定められた時間、毎日マウスピースを装着する必要がある」
マウスピース矯正は定められた時間、毎日マウスピースを装着しなければなりません。
インビザラインの場合は1日22時間以上のマウスピースの装着が必要です。定められたマウスピースの装着時間を守らなかった場合、矯正の効果が薄れたり治療計画通りに歯が動かない可能性があります。
デメリット④「飲食の度にマウスピースを外す必要がある」
マウスピース矯正の矯正中は水をのぞき、飲食の度にマウスピースを外さなければなりません。
ちょっとしたおやつを食べるとき、お茶(※)やジュースを飲むときにその都度マウスピースを外さなければならないため、矯正中、「わずわらしい」と感じるケースも。
(※)歯の着色汚れのおそれがあるため、お茶や紅茶、コーヒーなどの着色性
飲料は無糖であってもマウスピースを外して飲むことが望ましいです。
【歯並びの乱れや矯正方法選びでお困りの方はお気軽にご相談ください】
マウスピース矯正のメリット・デメリットについてお話をさせていただきました。
マウスピース矯正、ワイヤー矯正、どちらもそれぞれにメリット・デメリットがあります。矯正を受ける際はご自身の歯並びの乱れやご希望、ライフスタイルに合った矯正方法を選ぶことが大切です。
「歯並びが乱れており、コンプレックスがある」 「自分の歯並びに適している矯正方法を知りたい」
など、歯並びの乱れでお困りの方、矯正方法についてのご質問がある方は当院までお気軽にご相談ください。相談費は無料です。Zoomによるオンライン矯正相談も受け付けております。
カウンセリングでは矯正認定医が患者様の現在のお悩みやご希望をしっかりとお伺いし、お1人お1人に合った矯正方法をご提案させていただきます。