こんにちは。

今日は、マウスピース型カスタムメイド矯正装置(以下インビザラインとする)の症例を

お見せしたいと思います。

 

患者様は19歳女の子です。

主訴は、「前歯が出ている」でした。

初診時のお口の中のお写真です。

 

 

奥歯の咬み合わせが1歯対1歯になっているため出っ歯さんの咬み合わせです。

 

診断:上顎前突(出っ歯)

 

患者様の装置の希望はなかったためそれぞれの装置のメリットデメリットを説明し、

インビザラインで治療していくことになりました。

主訴は「前歯が出ている」でしたが、上が出ているというよりかは

下の顎が少し後ろに下がっていて上が出ているように見えるので

歯を並べることによって下の顎が少し前に出ることを想定して

インビザラインのライトコースで治すことにしました。

これで口元が治らなかった場合カリエールモーションを使って上を下げていきます。

 

ライトコースは1クール14枚のマウスピースです。

それを3クールできます。

インビザラインフルは基本的に1個1週間交換ですが、

ライトは1個2週間交換です。

 

途中で上の歯にIPR(歯の幅の調整)を行いました。

また上下の咬み合わせを良くするために上下でゴムかけ(II級ゴム)もしてもらいました。

 

1クール目のアライナー番号14番の時のお口の中のお写真です。

 

 

奥歯の咬み合わせがかなり良くなりました。

上の前歯にがたつきが少し残っています。

2回目のiTeroを行いました。

 

2クール目も1個2週間ずつで

アライナー14番まで使っていただきました。

ゴムは継続です。

アライナー番号14番の時のお口の中のお写真です。

 

 

前歯のがたつきは良くなりました。

奥歯も下の歯と歯の間に上の歯が入り込む1歯対2歯の関係になりました。

 

これで保定期間に移行しました。

保定装置はあと1クール分残っているので

14枚のアタッチメントがないマウスピースを使っていただいています。

 

矯正にかかった期間は、16ヶ月でした。

 

矯正費用

検査料:30,000円(税抜)

基本施術料:400,000円(税抜)

調整料:4,000円(税抜)

保定料:40,000円(税抜)

※現在の料金とは異なる場合がございます

  

ぜひ無料カウンセリングにお越しください。
TEL:0566-73-0311
https://gototatsuya.com/onlinecounseling/

 

リスク・デメリットについて

・矯正調整後、歯の痛みが生じることがあります。基本的には一時的なものなので数日で慣れてきます。
 
・歯肉、頬及び唇に、矯正装置による擦り傷または痛みが生じる場合があります。当院では痛みを軽減できるワックスを渡しています。
 
・患者様が飲食後適切に歯磨及びフロス等の補助器具を行なわなかった場合、 虫歯・歯周病・歯肉炎・脱灰等が生じる可能性があります。当院では矯正の途中で虫歯ができた場合他院様を紹介させていただきます。 
            
・矯正装置装着により一時的に発音に影響を与える場合があります。
 
・咬合状態が治療過程全体を通して変化する場合があり、結果として患者様に一時的な不快感を与える可能性があります。
 
・矯正治療の最終段階で、咬合調整が必要となる場合があります。
 
・長期間にわたって重なっていた歯は、歯間接触下部の歯肉組織が失われている場合があり、歯列矯正を行うことで、「ブラックトライアングル」が発生する可能性があります。
 
・矯正治療中、歯根の長さが短くなる場合がありますが、臨床的に問題ないことがほとんどです。
 
・矯正中、歯の移動に伴い稀に歯の神経が壊死することがあります。その際歯内治療もしくは追加的な補綴修復処置等の追加的な歯科治療が必要となる可能性があります。
 
・稀に、治療中または治療後、顎関節に問題が生じる場合があり、それによって関節痛、頭痛または耳の障害が生じる場合があります。これらの症状と矯正治療との関係ははっきりしていません。
 
・稀に、金属・レジン等にアレルギー反応が発現する場合があります。