こんにちは。

今日のブログは、マウスピース型カスタムメイド矯正装置(以下インビザラインとする)の症例をお見せしたいと思います。

 

患者様は37歳男性です。

主訴は、歯のでこぼこでした。

初診時のお口の中のお写真です。

 

 

上の前から2番目の歯が下の前歯より内側にあります。

下顎の前歯にも叢生(がたつき)があります。

 

診断:前歯部叢生(まえばのがたつき)

 

患者様の装置の希望は裏側矯正またはインビザライン希望でした。

診断により歯を抜かずに治せることからインビザラインの方が適正なことを説明をし、

インビザラインで治療していくことになりました。

 

診断から2週間後

1回目のマウスピースが届きました。

アライナー数は全部で28個でした。

1番から使っていただき、3番目のアライナーからアタッチメントをつけていきました。

6番まで1個1週間ずつ使っていただき、

その後、光加速装置を毎日使っていただき1個4日交換に変更しました。

アライナー番号15番で来院時のお口の中のお写真です。

 

 

上の2番目の歯にアライナーに浮きが出てきていたので2回目のiTeroを撮りました。

 

2回目のマウスピース数は、全部で22個でした。

1個4日ずつ使っていただき、

アライナー番号16番の時のお口の中のお写真です。

 

 

上から2番目の歯が下の前歯に引っかかっていたのが前に出てきました。

しかしまだがたつきはあり、アライナーが2番目の歯のところが浮いてきてしまったので

3回目のiTeroを撮りました。

 

3回目のアライナー数は全部で17枚でした。

前回も上から2番目の歯に浮きが出てきてしまったので今回は1日増やして

1個5日交換していただき、

アライナー番号17番まで使っていただきました。

かなりがたつきは良くなりましたが、2番目の歯の捻れがまだ取れていません。

4回目のiTeroを行いました。

 

4回目のアライナーは全部で13個でした。

1個5日交換していただき、

アライナー番号13番の時のお口の中のお写真です。

 

 

上の2番目の歯の捻れは良くなりましたが、

左上の1番目と2番目の歯の少咬み合わせが少し浅いのが気になります。

5回目のiTeroを行いました。

 

5回目のアライナー数は、全部で12個でした。

1個5日で交換していただき、

咬み合わせの調整のために歯と歯の間を削るIPRを行いました。

アライナー番号12番の時のお口の中のお写真です。

 

前歯の咬み合わせは良くなりました。

奥歯の咬み合わせを緊密化するために6回目のiTeroを行いました。

 

6回目のアライナー数は全部で11個でした。

1個5日交換していただき、

アライナー番号11番の時のお口の中のお写真です。

 

 

咬み合わせも良くなりましたが、

上の前歯にあるブラックトライアングルが気のなるので

IPRでブラックトライアングルを小さくするために7回目のiTeroを行いました。

 

7回目のアライナー数も全部で11枚でした。

最初にIPRを行いました。

1個5日交換していただき、

アライナー番号11番の時のお口の中のお写真です。

 

  

綺麗になりました。

これで保定期間に移行しました。

保定装置はアタッチメントがないマウスピースを使用いただいています。

矯正にかかった期間は、1年10ヶ月でした。

 

今回は上の2番目の歯の浮きが数回出たことによってiTeroの回数が多かったですが、

上の2番目の歯が浮くことはよくあります。

2番目の歯が下の前歯よりも内側に入っている時は数回iTeroを行い、

少しずつ出してくる形になります。

 

矯正費用

検査料:40,000円(税抜)

基本施術料:850,000円(税抜)

OrthoPulse:70,000円(税抜)

調整料:4,000円(税抜)

保定料:40,000円(税抜)

※現在の料金とは異なる場合がございます

 
ぜひ無料カウンセリングにお越しください。

TEL:0566-73-0311

https://gototatsuya.com/onlinecounseling/

 

リスク・デメリットについて

・矯正調整後、歯の痛みが生じることがあります。基本的には一時的なものなので数日で慣れてきます。
 
・歯肉、頬及び唇に、矯正装置による擦り傷または痛みが生じる場合があります。当院では痛みを軽減できるワックスを渡しています。
 
・患者様が飲食後適切に歯磨及びフロス等の補助器具を行なわなかった場合、 虫歯・歯周病・歯肉炎・脱灰等が生じる可能性があります。当院では矯正の途中で虫歯ができた場合他院様を紹介させていただきます。 
            
・矯正装置装着により一時的に発音に影響を与える場合があります。
 
・咬合状態が治療過程全体を通して変化する場合があり、結果として患者様に一時的な不快感を与える可能性があります。
 
・矯正治療の最終段階で、咬合調整が必要となる場合があります。
 
・長期間にわたって重なっていた歯は、歯間接触下部の歯肉組織が失われている場合があり、歯列矯正を行うことで、「ブラックトライアングル」が発生する可能性があります。
 
・矯正治療中、歯根の長さが短くなる場合がありますが、臨床的に問題ないことがほとんどです。
 
・矯正中、歯の移動に伴い稀に歯の神経が壊死することがあります。その際歯内治療もしくは追加的な補綴修復処置等の追加的な歯科治療が必要となる可能性があります。
 
・稀に、治療中または治療後、顎関節に問題が生じる場合があり、それによって関節痛、頭痛または耳の障害が生じる場合があります。これらの症状と矯正治療との関係ははっきりしていません。
 
・稀に、金属・レジン等にアレルギー反応が発現する場合があります。